足の健康をおびやかす「変形性ひざ関節症」を見抜くサイン
これを効果的に分泌させるには、継続した運動による筋肉量の増加が必要なのです。最近体重が減ってきたという人は筋肉量が減っている可能性が高いです」
また、骨量は30歳前後をピークに減り始め、更年期を過ぎた50代半ば以降から、女性は骨密度が急激に低くなってしまう。次に多く当てはまる人は、骨の健康に注意が必要だ。
□ウオーキングなど、運動を週に1回以上していない
□背中や腰が丸くなった
□糖尿病である
□乳製品や大豆製品をあまり食べない
□喫煙の習慣がある
□お酒を毎日2合以上飲む
「骨密度が70%を切ったあたりから、骨粗しょう症といって、骨がもろい状態になっています。骨粗しょう症になると、ちょっとつまずいたり、転んだりしただけでも骨折するリスクが上がります。最近は50代でも骨密度の低い人が増えています。45歳以上の人は一度、医療機関で骨密度の検査をして、自分の骨密度を把握しておくことをおすすめします。運動不足も骨密度の低下に関係しますから、骨を強くするために、必要な栄養素をしっかり摂取する、ウオーキングなど適度な運動をする、といったことを心がけるようにしましょう」
足の健康を脅かす主な要因の3つ目には、ひざ関節の痛みがある。