2019年9月12日 15:50
認知機能、整腸…1日50グラムのブルーベリーに期待できる効果
目にやさしい、とよくいわれるブルーベリー。最近では、その健康効果が肌、血管、そして脳まで若返らせてくれると、ますます注目されているのです!
「寝ても疲れがとれない、ストレスがたまっているといった悩みを訴える患者さんに、食生活から体調を改善させる方法も提案しますが、その1つに、ブルーベリーをおすすめすることがあります」
そう語るのは、アンチエイジングの専門医で、銀座上符メディカルクリニックの上符正志院長だ。
「野菜や果物には体の調子を整え、生活習慣病を予防する働きがあり、最近注目されているのが“ファイトケミカル”です。これは食物が持つ色素や香りの成分のことで、シミやシワの原因となる体内の活性酸素を除去する抗酸化作用があり、同時に免疫力アップや老化予防効果などが期待されています。ファイトケミカルの代表はポリフェノール。ブルーベリーや赤ワインに含まれるアントシアニン、お茶などに含まれるカテキン類など、ポリフェノールには種類が複数ありますが、アンチオキシダント(抗酸化物質)の含有量を比較したORAC分析で、ブルーベリーはぶどうやザクロ、オレンジなどと比較しても抗酸化物質を多く含むことがわかっています」