睡眠のNG習慣…「明かりをつけたまま寝る」リスクとは
「女性の40~50代は、家事や仕事だけでなく、子育てや介護などさまざまな負担が一挙にくる年代です。加えて更年期に入ってホルモンバランスが崩れ始め、それが睡眠にも影響を及ぼしがちです」
こう話すのは快眠セラピストの三橋美穂さんだ。三橋さん自身、50代に入ったころから睡眠不足に悩まされるようになったという。
「それまでよく眠れる体質だったのに、入眠に時間がかかるようになったのです。それから更年期の女性でもぐっすり眠れる方法を考えるようになりました」(三橋さん・以下同)
日本人の40~50代の女性は、睡眠時間が6時間に満たない人が半数を超える。これは世界的にも最も少ないことが知られている。睡眠不足は免疫力低下や体質不良、肌荒れ、くすみなどのほか、美容面にもその悪影響は計り知れない。
まだまだ暑さが残るが、そんな負のスパイラルに陥らないためにも、体の不調につながる“やってはいけない”睡眠習慣を三橋さんに教えてもらった。
【明かりをつけたままの寝室だと太る】
豆電球程度の明かりでも真っ暗な部屋で寝ている人に比べると肥満のリスクが約2倍になるという。眠りが浅くなると食欲を増進するホルモンが分泌されて食べすぎを招くため。