「欠食」が絶対にNGである理由…食生活改善は認知症予防にも
(柴田理事長・以下同)
悪者扱いされがちな肉の脂身やバターなど乳製品の脂肪分も大事な栄養素。1日1品は油を使ったおかずを食べて、毎日牛乳を200ミリリットル程度飲むといいそうだ。
「加齢とともに認知機能を低下させる物質のホモシステインが血液中にたまりやすくなりますが、牛乳に含まれるビタミンB12が排せつを促します。旬の食材の調理法と保存法を工夫するなど、食べることに関心をもって情報を集めるようにしましょう。食事を見直すと、1カ月程度でアルブミンの数値は改善してきます。いきなり筋肉をつける運動をするのではなく、栄養状態を改善させながら、体重を増やすことが先決です」
筋肉をつける運動も、わざわざジムに行かなくても近所でのウオーキングや自宅でテレビを見ながらスクワットなど、負荷をかけるだけで十分だという。