筋力低下で肥満!サルコペニア肥満予防につかまりスクワット
まずはウオーキングから始めるとよいでしょう。運動の習慣がない人は20〜30分間ゆっくり歩いてみて、慣れてきたら早歩きの割合を増やします。これで腰と太ももをつなぐ大腰筋が鍛えられます」
さらに、久野教授のオススメのトレーニングはスクワット。大腰筋、太もも前の筋肉(大腿四頭筋)、お尻の筋肉(大臀筋)、ハムストリングと呼ばれる太もも裏の筋肉などを鍛えることができる。ただし、やり方には注意が必要で、腰を後ろに引いて、ひざがつま先より前に出ないようにすること。
はじめはイスの背を持ってまっすぐ立ち、ひざの高さまで腰を沈ませる「つかまりスクワット」にチャレンジしてみよう。不安がある人は背後にもイスを置いた状態から始めると安全だ。
■「つかまりスクワット」10回×1セット(慣れてきたら3セットを目標に)
(1)イスの背を持ってまっすぐ立つ。
(2)上半身は軽く前に倒し、5秒かけて、ひざの高さまで腰を沈ませる。両ひざ、両つま先は正面に向ける。ひざがつま先より前にでないように。
(3)5秒かけて、ゆっくり元の体勢に戻す。
「筋トレをすると、誰でも血圧が上昇します。血圧が高い人は1セット行ったら、呼吸が落ち着くまで(30秒程度)