2019年12月5日 11:00
「紅茶」がインフルウイルスを撃退、成分が実験で示した効果
(写真:アフロ)
「従来のインフルエンザ予防というと、『うがい・手洗い・マスク』でした。しかしいま、新しい対策法として“紅茶を飲むこと”が注目されているんです」
こう話すのは、環境ジャーナリストの村田佳壽子さん。厚生労働省の調査によると、定点観測する医療機関からのインフルエンザ患者報告数が11月4〜10日の時点で、1施設当たり1.03人となり、流行期入りの目安とする「1人」を超えたことがわかった。
全国的に流行するのは、例年よりも数週間から1カ月程度早く、この時期の流行入りは、統計を取り始めて以降、新型インフルエンザが大流行した’09年に次ぐ2番目の早さだという。
「東京都内では第46週(11月11〜17日)の患者報告数が828人を記録。過去5年で最多ペースと、今季は“大流行”が危惧されています」(社会部記者)
そんなインフルエンザのウイルス、紅茶が撃退してくれるということを知っているだろうか。紅茶が持つ効果について、日本紅茶協会・専務理事の米川榮さんはこう説明する。
「紅茶には、『紅茶ポリフェノール』のひとつ『テアフラビン』が含まれています。
このテアフラビンがインフルエンザウイルスを無力化、つまり細胞への感染を阻止する能力を持つことが判明したのです」