2019年12月16日 06:00
更年期以降は「急性心臓死」リスク急増、その“予兆”を見逃すな
激痛がある
【7】~【9】は心筋梗塞の初期症状の可能性もあるので、とくに要注意。
「もし、これまで感じたことがないような激しい肩の痛みや、歯や顎が浮くような強い痛みなどがある場合は、すでに心筋梗塞になっている可能性が高い。すぐに病院へ」
心筋梗塞を予防する方法はないのだろうか。
「心筋梗塞になるリスクが高い人は、心臓の動脈硬化を促進する肥満、高血圧、糖尿病、高コレステロールなどがある人です。こうした要因が1つでも当てはまれば、動脈硬化は進行していきます」
このほか、遺伝的な要素も関係しているという。
「両親のいずれかが心疾患だったり、それが原因でなくなったりしている人は注意が必要です」
大事に至らないためには、日々の暮らしで次のようなことを心がけるとよいそう。
「太っている人は体重を減らす。ちょっと息が切れるくらいの運動を週に3回はして、しっかり睡眠をとる。
食事は塩分を控えて、お酒は適量に」
山下医師は、予防として必ず実践してほしいのが、体重と血圧の管理だという。
「毎日測っていれば変化がわかります。ちょっと体重が増えたとしても、次の日に食べる量を減らせば、すぐに元に戻せます。