ビューティ情報『「誤嚥性肺炎」起こす“のどのズレ”とは?その仕組みと兆候』

2019年12月18日 11:00

「誤嚥性肺炎」起こす“のどのズレ”とは?その仕組みと兆候

「誤嚥性肺炎」起こす“のどのズレ”とは?その仕組みと兆候


「肺炎で亡くなるのは75歳以上の高齢者がほとんどですが、じつはこうした高齢者の70%以上に誤嚥が関係しているとされているのです。そこには、『飲み込み(嚥下)力の低下』が関係しています」

そう話すのは『肺炎に殺されない! 36の習慣』(すばる舎)の著者で、耳鼻咽喉科として30年以上の経験を持ち、現在は言語聴覚士、栄養士、看護師らと連携しながら嚥下障害の治療を専門的におこなう、西山耳鼻咽喉科医院の西山耕一郎院長。

「そもそも、『食べ物を飲み込む』という行為はわずか0.8秒の間におこなわれています。人間ののどはふだん気管が開いているのですが、飲食時はこの一瞬のうちに、『喉頭を上げる』『気管の入口を閉じる』『食道を開く』『食べ物を食道へ送り込む』という奇跡のような連携プレーを成立させ、食べ物や飲み物を食道から胃へ送っているのです。しかし、ほんのちょっとのズレや反応の遅れがあると、食べ物が気管に入り、むせたりせき込んだりしてしまいます。そしてそのわずかなズレや反応の遅れは、40〜50代から始まっているんですよ」

加齢とともにそのズレが大きくなり、徐々に飲み込みに支障が出るようになって、嚥下障害へと発展。

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