禁煙徹底によりがん患者は20%減少、病気にならない生活習慣
「高齢化の影響で健康への関心はますます高まりを見せています。健康情報はあふれているものの、意外と知らないことや、思い込みのままでいること、昔は黒だと考えられていたことが今では白になっていたり、その逆といった情報も少なくありません」
大人気ドラマ『ドクターX』シリーズ(テレビ朝日系)の医療監修も務める、医師で医療ジャーナリストの森田豊先生はこう話す。森田先生は、エビデンス(科学的根拠)に基づいた最新の健康情報を知ってもらうためにも、いろんな場面で、クイズ形式で正しい知識を紹介するようにしているという。
そんな森田先生が、がんにまつわる2択クイズを出題。健康寿命を目指すための知識を取り入れて、2020年をもっとイキイキ過ごそう!
【Q1】就寝時の特徴で、がんになりやすいのは?
寝相が悪い or いびきをかく
正解は、いびきをかく。「ハーバード大学が10万人を対象に行った調査で、いびきをかく人は、そうでない人に比べて大腸がんのリスクが1.4〜2倍増加するという結果が出ています。いびきをかく人は睡眠時に脳が酸欠状態になりやすく、悪性腫瘍が増殖しやすいと推測されています」(森田先生・以下同)