「ある日突然発症するイメージがある心筋梗塞ですが、この疾患は、毎日の生活習慣と関係しています」
そう話すのは、医学博士で(一社)日本ダイエットスペシャリスト協会理事長の永田孝行先生。心筋梗塞は、心臓への血流が不足した結果、心臓の細胞が壊死してしまった状態で、食生活の乱れや喫煙・飲酒習慣の積み重ねによる動脈硬化の進行で発症する例が多い。
特に寒くなるこの時期は、室内と外気との急激な温度の変化に血管の収縮と弛緩が対応しきれなくなってしまうリスクがあるので注意が必要だ。
そこで白澤先生が、心筋梗塞になりにくい生活習慣を2択クイズで出題。健康寿命を目指すための知識を取り入れて、2020年をもっとイキイキ過ごそう!
【Q1】心筋梗塞の注意すべき前兆は?
就寝前に体の痛みやだるさを感じる or ひと息つくとき、肩などに違和感がある
正解は、ひと息つくとき、肩などに違和感がある。「心筋梗塞で前兆があるのは、全体の3分の2とされています。日中に肩や胸、あご、のどなどに違和感があるときは、心筋に関わる血流の悪化が影響している可能性も。ちなみに、前兆があるほうが体の防御作用が働き、発症後の重症化を避けられます」