ビューティ情報『東芝が開発した「1滴の血液」からがんを発見、精度は「99%」』

2020年1月20日 06:00

東芝が開発した「1滴の血液」からがんを発見、精度は「99%」

東芝が開発した「1滴の血液」からがんを発見、精度は「99%」


痛い、費用が高い、そもそも見つけにくい……。多くの問題を抱えていた従来のがん検査。それを次々とクリアするような技術が開発され、これからは「早期発見・早期治療」が限りなく可能な時代へ!――。

「私たちが開発した技術を使えば、血液1滴から、99%の精度で網羅的にがんの有無を検出できます。ステージ0のような超早期のがんでも識別可能です」

こう語るのは、東芝・研究開発本部で研究主幹を務める橋本幸二さん。血液中に含まれるマイクロRNAという核酸分子から、がんにかかっているかどうかを判別する機器を開発した。

人間には配列の異なるマイクロRNAが約2,500種類ある。細胞ががん化すると細胞内のバランスが崩れ、ある特定の配列を持ったマイクロRNAが血液中にたくさん分泌されるという。
これを検知するのが、東芝が今回開発した機器だ。

’14年に開発プロジェクトがスタート。99%の確率でがんの有無を識別できるまでに約6年を要し、今年から、東京医科大学などと共同で、実用化に向け本格的な実証実験が始まる。

「検査方法は、まず採取した血液の中から白血球、赤血球といった、マイクロRNAの測定を妨げる物質を除くため、血清の状態にします。

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