ビューティ情報『足の切断リスクも……医師が教える“足の狭心症”の見分け方』

2020年1月29日 15:50

足の切断リスクも……医師が教える“足の狭心症”の見分け方

足の切断リスクも……医師が教える“足の狭心症”の見分け方


足先が冷たい、足がしびれる、なんだか足に痛みがある……。そんな気になる症状があっても、厳しい寒さのせい、と流してしまうのはとても危険だ。

「足に慢性的な痛みや冷えが出る人は、足に動脈硬化が起こっている可能性があります。動脈硬化は血管の内側が詰まって血流に障害のある状態のことで、心臓の血管にこれが起こると、胸の痛みや息切れなどを起こします。これが狭心症の症状です。足先の痛みや冷えは、いわば“足の狭心症”ともいえるのです」

こう話すのは、下北沢病院副院長で血管外科医の長崎和仁先生だ。足の狭心症は、高齢化が進むにつれて、注目度が高まっている疾患なのだという。

「足の狭心症が重篤化すると、足の組織が腐ってしまう壊疽となり、足切断のリスクも高くなります。
やがて心筋梗塞や脳梗塞を招く恐れもあります。さらに、女性は男性より血管が細いため、一度症状が出ると急速に悪化し、予後もよくない傾向にあるので注意が必要です」(長崎先生・以下同)

足の狭心症は、いわば心筋梗塞の前ぶれでもある。冒頭の異変は、その症状が疑われるものだ。

「足の動脈硬化の段階は大きく4つに分けることができます。第1段階では冷え、しびれといった症状が現れます。

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