ビューティ情報『感染症防ぐ“大人の予防接種”…幼少時の注射効果は薄れるおそれ』

2020年2月6日 11:00

感染症防ぐ“大人の予防接種”…幼少時の注射効果は薄れるおそれ

死亡率は30%で、重症化すると、背筋が極端にこわばり、背骨が折れることもある。

「米国と比べると日本の感染症は約10倍で、患者の大部分は55歳以上です。ワクチンは30年程度で効果が薄れるといわれている。また、’67年以前に生まれた人は定期接種制度がなかったため、免疫そのものを持たない人もいます」

破傷風菌は土の中にいる菌で、全国どこにでも存在する。

「菌は手や足の傷口から侵入します。ガーデニングが趣味の人は要注意。50歳以降は米国と同様に、10年ごとに予防接種を受けることをおすすめします」

■日本脳炎

感染しても発症するのはわずかだが、死亡率は20〜40%と高く、有効な治療法がない。国立感染症研究所の報告では30代後半から抗体保有率が急激に下がる。


「さらに注意したいのは、北海道出身者です。日本脳炎ウイルスは豚が持ち、蚊が媒介して人に感染しますが、その蚊が北海道には生息していないとの理由で、’15年度まで“予防接種の必要がない地域”とされ、子どもへの定期接種もありませんでした」
■肺炎球菌

「高齢者の場合、重症化すると死に至ります。とくに患者の70%以上を占める65歳以上の高齢者には、強く接種が求められています」

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