感染症防ぐ“大人の予防接種”…幼少時の注射効果は薄れるおそれ
65歳以上は、成人用肺炎球菌ワクチンの定期接種対象者だ(公費負担、一部自費負担のケースも)。
「ところが’14年の調査で、65歳の接種率はわずか約40%です」
紹介した感染症の予防接種はすべて成人でも受けられる。しかし、肺炎球菌を除いて、費用は自己負担しなければならない。
「米国では成人も保険適用でほとんどのワクチンを接種できますが、日本はまだ、そこまで制度が充実していません。ただ、たとえばインフルエンザと3種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)ワクチンを同時に打っても負担額は1万円程度。これで重篤な感染症を予防できると考えれば、高すぎるものではありません」
自分だけではなく、大切な家族への感染を防ぐためにも、予防接種を検討してみよう。
「女性自身」2020年2月18日号 掲載
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