元トレーナー伝授…羽生結弦が実践「美姿勢つくるエクササイズ」
5秒ほどで1セット。1日3回。
「おなかの中心をコルセットのように取り囲んでいる腹横筋や、背骨を固定させる多裂筋など、体の深部にある筋肉を鍛えることで、背中が丸まるのを防げます。ジュニア時代の結弦が実践していたのが『体幹アップ・スクワット』と『自転車こぎ腹筋』のトレーニング。『きついよ!』と文句を言いながら、いつまでも続けていました」
姿勢は、疲労や長時間座っていることなどでも、すぐに乱れる。そんなときは、次の運動が効果的。
■頭を正しい位置に持っていく「姿勢矯正ストレッチ」
(1)背筋を伸ばして椅子に座る。
(2)頭を後ろに傾け、首を伸ばす。
(3)首を伸ばしたまま、頭をひっぱり上げられるようにゆっくり立ち上がる。
(4)ゆっくり首を戻す。立ったまま、ふたたび首を後ろに傾けて伸ばす。その状態で椅子に座り、首を戻す。この一連の動作を1日7回ほど行う。
「試合会場に向かうバス移動だけで、姿勢が歪むことがあります。そのままでは演技のキレがなくなり、本来のパフォーマンスを十分発揮できません。ソチ五輪の本番前、結弦に姿勢の乱れがあったので、『姿勢矯正ストレッチ』をさせました。
結弦は『なんで?』という顔をしていましたが『だまってやれ!』と(笑)。