2020年3月12日 06:00
保険のプロが指南「いま入るべき“がん保険”の見分け方」
「従来のがん保険は、診断一時金、入院給付金、手術一時金を柱に構成されていて、診断一時金が100万円、入院給付金が日額1万円、手術一時金が50万円というタイプが多いと思います。これでは、最新のがん治療に対応できない。見直しが必要だと思います」
こう話すのは『よい保険・悪い保険』シリーズ(宝島社)の監修などを手掛けるファイナンシャルプランナーの長尾義弘さん。保険のプロである長尾さんがひとつの例として挙げるのが、昨年12月、情報番組『情報プレゼンターとくダネ!』(フジテレビ系)に生出演し、自ら、がんになったことを公表した笠井信輔さん(56)が罹患した「悪性リンパ腫」の治療だ。
笠井アナは、昨年9月にフジテレビを退職。フリーアナになったばかり。がんになったことを告白して以降も、自身のブログで治療の経過を公表。現在、入院して抗がん剤などによる治療を受けている。
2月6日に更新したブログでは、「3回目の抗がん剤24時間5日間連続投与なんとか無事やりきりました。抗がん剤の典型的な副作用なのですが、私にも味覚障害が出てきたようです」と明かしている。
「笠井さんがどのような保険に加入していたか、あるいは加入していなかったかは不明ですが、もし従来のがん保険に入っていた場合、今後の治療費などで、満足な支払いが期待できない可能性が出てきます」