ビューティ情報『遠隔診療で広がる新型終末医療「最期の瞬間を故郷の家族と」』

2020年7月4日 11:00

遠隔診療で広がる新型終末医療「最期の瞬間を故郷の家族と」

遠隔診療を使って新しい終末医療に挑む内野先生。

遠隔診療を使って新しい終末医療に挑む内野先生。



新型コロナの影響で、「遠隔診療」という言葉が広く認知された。この遠隔診療を使って、新しい終末医療に挑む医師がいる。東京都葛飾区、金町駅前脳神経内科の内野勝行院長(37)だ。この試みによって、患者は残された時間を病院に縛り付けられることなく、”最後の望み”を叶えられるようになるのだという。

内野医師の求める終末医療にはマンパワーがいる。そこでタッグを組むのが、「かなえるナース」という看護師の付き添いサービスを提供する、株式会社ハレの代表で看護師の前田和哉氏だ。
前田氏は、依頼人のニーズや状態に応じてオーダーメイドな看護を実現する。

しかし、一般的に入院患者の付き添いサービスには1つ障壁がある。「退院できない」ケースがあるのだ。責任を回避したい病院側が、リスクの高い患者の退院を認めないことがあるからだ。そこで内野医師が鍵となり、医療者の常識の枠を超えた挑戦をする。

■末期がん患者が20年ぶりに故郷・沖縄へ

60歳の山下幹雄さん(仮名)は、20年前に親と絶縁して沖縄を飛び出し、都内で職を転々としてきた。3月下旬に病院に運ばれた時には、ステージ4の末期がんに全身が侵されていた。

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