2020年7月9日 06:00
“巣ごもりねこ背”の解消に役立つ、“縮めて伸ばす”ストレッチ
巣ごもり生活が続き、体を動かす機会は激減。ここ最近の体の不調の原因は、もしかしたら「在宅期間」の「ねこ背」にあるかも。長時間、スマホやパソコンを見続け、悲鳴をあげている体の筋肉を「しつけて」快調に!
「家にいて座る時間が長くなったことで、首や肩こり、腰やひざ痛がひどくなった、と訴える患者さんが増えました。在宅勤務でパソコンやスマホを長時間見ることで“ねこ背”が悪化したのです。ねこ背のまま過ごすと首や肩こり、腰やひざ痛のほかに、疲れが取れない、自律神経の乱れなどの体調不良も。つらい症状を改善させるためにも、正しいケアをして、1日も早くねこ背を治すことです」
そうアドバイスをするのは、『まるい背中は縮めて伸ばす!魔法のねこ背ストレッチ』(マガジンハウス)の著者で、鍼灸師、日本体育協会公認アスレチックトレーナーの佐藤義人さん。おすすめのねこ背解消法は、胸を張って姿勢を正すのではなく、背中の筋肉を“しつける”こと。
「人間の体は5〜7キログラムぐらいの重さの頭を全身の筋肉と骨格でバランスをとって支えていますが、前かがみになると、前に傾いた頭を支えるために首の筋肉と肩に負荷がかかります。