「GLP-1ダイエット」日本医師会も注意喚起…“やせ薬”の罠
には、「GLP-1ダイエット」に関する口コミが寄せられているという。同サイトの運営・管理人である福田尚広さんが語る。
「ネット上では’19年ごろから『食欲がわかなくなった!』と盛り上がりを見せていました。当サイトに寄せられた口コミ数は50件ほどですが、『フラフラした』『便秘と吐き気があった』と、副作用について書き込む人が多く見られます」
コロナ禍で運動不足になりやすいなか、「ちょっと太ってきたからラクして痩せたい」と考えている人は多いかもしれない。
しかし、「○○を飲むだけで痩せる!」とネットでうたわれている薬や、「●●を食べるだけで1カ月マイナス5キロ!」と紹介されている食事法は、何も考えずに飛びつくと、体に思わず害をきたす“落とし穴”にはまってしまう可能性がある。
今回本誌は、ネットやメディアで紹介されているダイエット法について。前出の薬剤師Aさんと福田さん、そして管理栄養士・博士(学術)の竹並恵里さんの協力のもと、その副作用を徹底的に取材した。
【GLP-1受容体作動薬】落とし穴:下痢、便秘など
ダイエット目的で前述のGLP-1受容体作動薬を使用した場合、「5%以上の頻度で副作用を発症しうる」