2020年9月20日 11:00
コロナ禍でリスク高まる介護うつ、最善の対策は「相談」
本末転倒の結果を招かないためには、なにより介護する人自身の健康が重要です。適切な介護サービスを利用して負担を軽くするのもそのためだと考えれば、“甘え”とはならないことがわかるはず」
介護うつになりやすい人の特徴をチェックリストにまとめたので、自分が該当するかどうか、確認してみて。
【介護うつ危険度チェックリスト】
□ 生真面目
□ 融通が利かない
□ 責任感が強い
□ 完璧主義
□ 趣味がない
□ 自分でなんでも決めたい
□ 近親者にうつ病になった人がいる
「介護うつにならないためには、誰かに相談すること。相談相手として、いちばん身近なのが高齢者福祉のスペシャリストであるケアマネジャーです。要介護認定を受けると、介護サービス利用のサポートをしてくれますが、実務的なことだけでなく、介護にあたって不安に感じていることを包み隠さず相談してみましょう。訪問診療をしていると、ケアマネジャーから『介護しているご家族が、かなり疲弊されています』と連絡があり、施設への入所やショートステイを案内するケースがあります。自身では判断ができなくても、身近で見ているケアマネジャーが気づいてサポートしてくれるのはよくあること。