腰痛の一因「噛み合わせのずれ」を防ぐためのセルフケア術
「肩が上がらない、手先がしびれる、腰が痛い……。一見、“老化のせい”とも思えるようなこれらの症状は、“噛み合わせのずれ”が原因になっているかもしれません。『年を取ってきたからしかたない』とあきらめていた人も、噛み合わせを正すことで不調が改善されるケースは多くあるのです」
そう話すのは、桜通り歯科クリニック・院長の松浦敦さん。クリニックの壁には、阪神タイガースの藤浪晋太郎投手をはじめ、トップアスリートのサインがズラリと並ぶ。
同クリニックでは、一般的な歯科診療のみならず、噛み合わせと体のつながりを重視した治療を行っているという。そもそも、なぜ噛み合わせのずれがおこるのだろうか。松浦さんが続ける。
「原因のひとつは、歯の経年劣化です。
長年の生活により歯が削れることで噛み合わせがずれだし、あごや頭蓋骨の位置がゆがんできます。この“ゆがみ”によって、体のバランスが崩れ、さまざまな不調が起こるのです。噛み合わせを改善し、体のバランスを正常化すれば、体の可動域も広がり血流もよくなる。歯とは関係なさそうな不調も改善されるのです」
さっそく、自分の噛み合わせがずれていないか、次のセルフチェック法を実践してチェックしてみよう。