2020年10月7日 11:00
YouTube登録者38万人整体師が、腰痛招く「運動連鎖」解説
そこでさまざまな整体師の先生の勉強会にも行きましたが、テクニックはわかっても、理論立てて説明してくれるところはありませんでした。ならば自分で理論立てて考えようと思い、基本に立ち返って運動学や解剖学を学び直しました」
そこで迫田さんが改めて着目したのが、「運動連鎖」だ。
「当たり前のことではありますが、人の体は連動しています。たとえば腰も、かがんだり後ろに反ったときに動くのは腰だけではありません。股関節が動き、ひざの関節も伸縮し、前屈のときには脚も内側にねじっています。こうしたさまざまな部位の動きが1+1+1+1……と加算されていくことで、人は体を動かせているのです。これが運動連鎖です。でも、たとえば股関節が硬くなったら、それをカバーするために腰の動きは2や3に増加します。
すると腰の筋肉が必要以上に伸ばされたり、神経が引っ張られたり、関節に負荷がかかってしまいます。その結果として腰痛が起こることがわかったのです」
そこで迫田さんが導いた答えが、この「運動連鎖」の再教育。「要は正しく体を動かせるようになりましょう、ということです。体が正しく動かなくなっている原因は関節が硬くなっているから。