病気の早期発見・予防で節約!脳梗防げば生涯450万円の差に
「同じ先生に継続して診療を受けることで、体質や、生活習慣、なりやすい病気などを把握してもらうことができます。体調不良を気軽に相談できれば、大きな病気の早期発見や予防につながるはず。専門的な検査や治療が必要となった場合には、症状に適した専門医療機関を紹介。もちろん紹介状も書いてもらえます」
かかりつけ医を持たないいちばんのデメリットは、日ごろの健康管理がおろそかになり、病気やその予兆を発見するのが遅れてしまうことだ。そのせいで入院となれば、かなりの出費となる。
「かかりつけ医を持ち、病気を予防・早期発見することで、大病を防ぐことがいちばんの節約になるんです」(石田さん)
では、かかりつけ医がいることで病気を予防・早期発見できた場合と、そうでない場合で、どれくらい金額に差が出るのだろうか?石田さんに「脳梗塞」「糖尿病」「乳がん」という3つの疾病に関して、かかりつけ医が「いる」「いない」のそれぞれで、50歳から90歳までの40年間にかかるお金をシミュレーションしてもらった。【脳梗塞】
血圧が高い50代女性についてシミュレーション。まず、かかりつけ医がいて、高血圧を治療している場合、月1回診察を受け、薬代を含めて月額4,000円(自己負担3割分)