ビューティ情報『年約3万4千円増…医療費75歳以上2割負担でどうなる』

2021年1月1日 11:00

年約3万4千円増…医療費75歳以上2割負担でどうなる

年約3万4千円増…医療費75歳以上2割負担でどうなる


12月15日、政府は75歳以上の医療費の窓口負担について、年収200万円以上(単身)の方を2割にすると閣議決定した。夫婦ともに75歳以上の場合は、世帯年収が320万円以上だと2割負担になる。そんな高齢者の医療費引き上げについて、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。

■菅内閣の決定で医療費倍増の高齢者も

2割負担の対象者は約370万人。引き上げは’22年10月~’23年3月に始まる予定で、当初3年間は自己負担の増加額を、月3,000円までに抑える措置をとるようです。

75歳以上の「後期高齢者医療制度」は患者の窓口負担を除き、1割を高齢者自身の保険料、5割を税金、残る4割は現役世代が加入する健康保険組合からの支援金でまかなわれています。’22年には団塊の世代が後期高齢者になり始め、医療費はさらに増えるでしょう。年々重くなる現役世代の負担を軽減するため、一部の高齢者に負担を強いる制度改革を行うのです。


自民・公明両党は引き上げを前提に2割負担の年収ラインを協議していました。菅首相は170万円以上を推していましたが、公明党は240万円以上と主張。結局、間をとって200万円で落ち着いた格好です。

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