「苦しむ病気ワースト5」 3位COPDは溺れるような息苦しさ
【第4位】脳卒中
脳の血管が詰まったり破れたりする脳卒中。くも膜下出血の際には「金庫で頭をかち割られるくらい痛い」とも。また、「麻痺などの後遺症で意思疎通、体を動かすのが困難になるケースがある」と後遺症の苦しみも大きい。
「脳出血・脳梗塞、くも膜下出血などの総称です。脳の損傷部位によっては麻痺が残ったり、前頭葉に病変があれば人格が変わってしまうこともあります」(久住さん)
「助かった場合でも後遺症が残りやすく、家族の負担も大きくなりやすい。糖尿病や肥満、喫煙習慣などにより発症リスクが上がります」(尾崎さん)
【第5位】認知症
認知症は「家族の負担が大きい」「自分が自分でなくなる」などがよく知られているが、それゆえ「早期の場合に、自分が認知症だと告知された際の精神的ダメージはかなり大きい」のだそう。
「認知症の早期には、当たり前にできていたことができなくなることに対し、強い葛藤を抱えます。病気を受け入れなければなりませんが、なかなか受け止めきれないのが人間の性です」(釜萢さん)
「認知症の20〜30%を占めるのは脳血管性認知症です。
脳の血流が滞り、小さい脳梗塞ができることなどで起こります。