2021年1月7日 11:00
めまい権威の医師教える「小脳鍛えて治す『新井式めまい体操』」
ある日突然、激しいめまいに襲われて耳鼻科に行き、「良性発作性頭位めまい症」と診断された本企画担当編集Y。その悩みを病気企画を担当することの多い記者Mに相談すると、なんとMも同じ病気の持ち主だという。そこで、2人を悩ませるこの病気について取材。前のめりで知り得た情報を、同じ悩みを持つあなたにお伝えしますーー!
「ある日突然、天地がひっくり返ったような激しいめまいに襲われて、『何か大変な病気では?』と不安になる方もいらっしゃるでしょう。めまいやふらつきに悩む人は、日本全国で約300万人にのぼるといわれ、そのうちの9割が耳に原因があります。耳の奥にある内耳には、体の回転感、傾きや重力などを感受して体のバランスをつかさどる三半規管、耳石器という部位があり、ここに問題があるとめまいが起こります」
そう話すのは、めまいの権威として知られる、横浜市立みなと赤十字病院めまい・平衡神経科部長の新井基洋先生。
「耳の病気によるめまいといえば、メニエール病でしたが、今はかかる人は10%ほどで、Mさんや編集のYさんがかかった『良性発作性頭位めまい症』が最も多いのです。どんなときにめまいが起きて、同時に頭痛やほかの症状があるかどうか。