歯科医が語る“歯医者の選び方”…トイレの清潔さは要確認
では、自分の歯の治療にしっかりと向き合ってくれる歯科医は、どう見分ければよいのか。岩田さんに教えてもらった。
【1】クリニック内は清潔か
「クリニックの中をキレイにできない歯科医が、きちんとした歯の治療を行えるとは思えません。トイレなども清潔に保たれているか、しっかりチェックしましょう」(岩田さん・以下同)
【2】「歯を抜く」以外の選択肢を提示してくれるか
「レントゲンなどをしっかり見せて、納得できる説明をする歯科医を選ぶ。いきなり『削りましょう』『抜きましょう』と言って、ほかの選択肢を出さない歯科医はもってのほか。インプラントのような高額治療を強く推奨する歯科医もあまりおすすめはできません」
【3】保険外の治療を快くやってくれるか
「(虫歯の原因となる)ミュータンス菌検査などの保険外の診療も、オーダーすればやってもらえるのかも見極める材料になります。また、セカンドオピニオンを嫌がるような歯科医はNGです」
【4】セルフメンテナンスの指導があるか
「歯科衛生士による、日ごろのメンテナンスの指導はよい歯科医を選ぶうえで必要条件です」
他院の歯科医が詰めものをした歯の根に不具合が出て、何年も痛みを我慢しているうちに、体のほかの部分に症状が出た患者も岩田さんのもとに駆け込んできたという。