「アジフライよりトンカツの方が太らない」専門家語るその理由
「今度こそやせる!」ためには“食べない我慢”ではなく、“やせる栄養素を多く含む食品を、たっぷり食べること”が大切だというーー。
「ダイエットの栄養指導中に『少ししか食べていないのに、太る』『食べるのを我慢しているのに、やせない』とよく聞きます。食事記録を見ると皆さん、栄養バランスがよくない。いくら食べる量を減らしても、必要な栄養素が不足しているとやせないのです」
そう語るのは管理栄養士の菊池真由子さん。ダイエットには、“食べる量を減らすこと”より大切なことがあると力説する。
「ダイエットは長期戦。食べる量を減らす我慢は続かないでしょう。それより“やせる栄養素をたっぷり食べる”食べ方に変えればよいのです」(菊池さん・以下同)
やせる栄養素とは「ビタミンB群」と「タンパク質」。
ビタミンB群は糖質や脂肪の燃焼を促して代謝を活発にし、タンパク質は食べたカロリーをエネルギーや体温として発散する。これらをたくさん食べると、やせやすくなるのだ。糖尿病予備群だった60代女性は、やせる食べ方を実践しただけで9カ月で13キロも減量できたという。
「運動しなくてもやせる栄養素をたっぷりとれば、健康的にやせられます。