2021年2月24日 06:00
花粉症での鼻水を維持的に抑える「ペットボトルをワキばさみ」
「東京都の予想では、今年の花粉飛散量は昨年と比べ1.8倍。スギ花粉は2月中旬から増え始めるものですが、過敏な人は年末年始あたりから症状が出ています」
こう話すのは、『子どもの花粉症・アレルギー性鼻炎を治す本』(講談社)の著書もある「ながくら耳鼻咽喉科アレルギークリニック」の院長の永倉仁史さんだ。
東京都の調査では、都民のスギ花粉症推定有病率は48.8%。もともと花粉症でない人でも、突然発症することがある。
「コロナ禍のいま、たとえばのどの痛みや鼻水などの症状が出たとして、花粉症と新型コロナ感染症のどちらが原因なのか判断できず、放置してしまうといったケースもありえます」
花粉症にまどわされて、コロナの症状を見過ごさないよう、今年は“例年以上の花粉症対策”が求められるのだ。そこで、ふだんの生活での対策で気をつけるべきポイントを永倉さんが解説してくれた。
■花粉飛散時間を知らせるアプリを利用しよう
「晴天日には特に花粉が飛散しています。気温が高い日、雨上がりの翌日、乾燥して風が強い日などは外出を避けたいですね」(永倉さん・以下同)
たとえば東京都の場合、一般的に12〜13時、18〜19時あたりに花粉が多く飛散するといわれている。