2021年4月28日 06:00
脳神経内科医が解説!アミロイドβ排出する食材で作るスープ
「最近、知り合いの名前が思い出せなくて困った」「一日中家にいるので、人と会う約束や行事をすっかり忘れていることがある」ーー。
コロナ禍にあって一人で過ごす時間が多くなったことから、物忘れや「頭がぼーっとする」などの症状から認知症を心配し、受診する中高年が増えているという。
「ご自身で受診するならほとんどは大丈夫なケースで、むしろ自覚のない人のほうが心配です。対策のために自宅で脳トレに励む方もいますが、それよりも、必要な栄養素をしっかり取ることで認知症の予防をすることができます」
こう話すのは『1日1杯脳のおそうじスープ』(アスコム)が話題の脳神経内科医・内野勝行先生だ。医師になったのは、祖母の認知症に直面した経験から。認知症の診断治療はライフワークと言い切る、そんな内野先生によると、加齢に伴い、人の名前や出来事が思い出せなくなるのは自然のことだという。
「脳はいわばクローゼットのような構造。若いころは何でも蓄積できますが40代になると不要なものはあふれてしまう。
多少の物忘れであれば、気にしないことがいちばんです」
認知症についてはまだ解明されていないことも多いが、近年、認知症を誘引する「脳にたまったゴミ」