こんにゃく湿布、よもぎ蒸しパッド…腸温活で太りにくい体に
「診察で触診するとおなかがひんやりしている女性が多く見受けられます。そういう人はほぼ、便秘、腰痛、むくみ、睡眠障害など、何らかの体調不良に悩まされています。特に多いのが便秘。腸の冷えと関連しているようです」
こう話すのは、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生。体の冷えと免疫力や代謝機能の関係について発信し続けている。
「腸は人間の体で最大の免疫器官といわれていて、全身の免疫細胞の7割が腸に存在しています」(石原先生・以下同)
私たちのおなかには、6〜7メートルに及ぶ長い小腸があるが、小腸の腸壁にあるパイエル板という“ヒダ”にはリンパ球や善玉菌がすみついて、体内から異物を取り除いたり、やっつけてくれて、私たちの免疫力を発揮してくれている。
「このとき、細胞の働きを活発にするために必要なのが酵素です。酵素は体の深部体温が37度くらい(表面体温は36度台)のときに最も働くといわれています。
深部体温が適正な温度に保たれていると、新陳代謝も活発で、免疫力もあり、全身の体調も整いやすいのですが、体温が下がるにつれて酵素の働きが鈍くなり、免疫力も下がるのです」
そこで、石原先生がおすすめするのが“腸温活”。