血圧コントロールする食事の秘訣は「食べ合わせ」にあり
ナッツと豆腐を一緒に食べると、マグネシウムと同時にカルシウムも取ることができ、血管の収縮を調整する働きが得られる。
食物繊維には、体内の余分なナトリウムの排出を促す働きがあるほか、整腸作用もあり、便秘の解消に働き、過剰な脂質も排出してくれる。
「野菜は全般的に食物繊維が豊富ですが、なかでもモロヘイヤは優秀です。同じヌルヌル・ネバネバ食材の海藻類と組み合わせて食べると、ナトリウムや脂質を排出する作用がアップします」
相性のよい組み合わせに、めかぶとレモンがある。食物繊維とクエン酸がナトリウムの排出を促してくれるという。
そのほか、玉ねぎ、大根、かぼちゃ、にんじんなどの野菜も血圧コントロールのためには積極的に取り入れたい。特に“血液サラサラ”効果が得られる代表格である玉ねぎ、βカロテンの豊富なかぼちゃ、にんじん、ビタミン豊富な大根やレタスなどを積極的に取ろう。
野菜同様、フルーツの降圧効果も見逃せないと三浦先生は話す。
おすすめは柿やキウイ、バナナ、レモン、いちご、りんご、アボカドなど。
「フルーツにはビタミン、水溶性食物繊維のほか、抗酸化作用のあるポリフェノールも豊富に含まれていて、血流を促したり、血管も丈夫にしてくれます。