“やぶ患者”チェックリスト「先生におまかせ」タイプの人は要注意!
「これまで臨床医として20年以上患者さんを診てきたうえで、残念なことに、医者任せの方や自分の病気に関心のない方が少なくないことを知り、そういう人をあえて“やぶ患者”と呼んで、注意喚起を促してみようと思いました」
こう話すのは、長野松代総合病院消化器内科部長で医学博士の前川智先生だ。やぶ患者とは前川先生の作った造語だが、そこには患者さんに正しく医療を活用してほしいという思いが込められている。
「糖尿病、高血圧、脂質異常症など、今の日本人が病院にかかる疾患の多くは食生活などの生活習慣の悪化が原因です。本来、患者さんが自分の体をいちばんよく理解しているはずなのですが、実態はまったく逆です」(前川先生・以下同)
初期の段階で、もっと自分の体の状態、体調維持に気をつけていれば重病になることもないのに、きちんと整えてこなかったために悪化し、その結果、「健康寿命」ではなく「不健康寿命」が延びてしまっていると前川先生は指摘する。
そこで前川先生の“やぶ患者”リストから、先生の監修のもと、本誌が独自にタイプを分類。自分がどんなタイプなのかチェックしてみてほしい。最もチェックの多かったタイプがあなたの傾向だと言える。