2021年9月8日 06:00
“推し”を見つけてワクワクを取り戻す!50代からの“育脳術”7
感情脳の衰えは認知症のリスク要因になってしまうため、十分な注意が必要だ。
「脳は、使えば使うほど、死ぬまで鍛えることができるもの。そのため、いくつになっても脳を成長させること、すなわち“育脳”は可能なのです。50代の女性にとっては、ドキドキする気持ちや新たな発見で感情脳を刺激することが育脳を促すのに有効です。そのためにはまず“自分を見つめ直すこと”から始めるとよいでしょう」
加藤先生が推奨するのは、人生50年を振り返る「レビューノート」を書くことだ。
「自分のこれまでの人生を振り返り、過去に成し遂げたこと、経験したこと、何が楽しかったか、どんな喜びがあったか、人生の積み重ねをどんどんノートにつづって振り返りましょう。人生100年時代、中間地点の50代で行う自己回帰は、感情脳を鍛えるのにとても効果的です。そこに、忘れていた活力を取り戻すためのヒントがあるはずです」
この「レビューノート」のほかにも、日常生活のちょっとした心がけで感情脳を鍛えることができるという。
そんな“感情脳を刺激する育脳メソッド”を加藤先生に伝授してもらった。
■育脳メソッド(1)「360度発見散歩」する
【1】“360度発見散歩”する
「家の近所でも、歩く道はいつも決まっていませんか?スマホを使わずに、今日はこっちの方角、次はあっちの方角と、ルートを変えて散歩しましょう。