2021年10月8日 11:00
葉月里緒奈も告白…コロナ禍で「女性の更年期」が若年化している理由
『運動はクスリ』といわれるほど、体を動かすことのメリットは多く、悩み事が吹き飛んだり、体の痛みや、便秘などの解消にもつながります。ところが、コロナ禍で外出が減り、座りっぱなしの生活が続き、運動の機会が奪われるとどんどん筋力が落ち、尿漏れなどの症状を悪化させてしまいます」
また、コロナ禍で不可欠となった「マスク生活」も更年期症状を悪化させる原因に。
「マスクをつけている時間が長く、人と会話する機会が減っているので、表情筋が衰えやすくなっています。ただでさえ更年期には、皮膚や粘膜のコラーゲンが減るため、さらにたるんできてしまうのです。そのせいか、最近は『マスクを外した自分の顔に愕然とする』とおっしゃる方がたくさんいます」
対馬先生は、コロナ禍による環境の変化で更年期のような症状が若い人にも増えていると指摘する。
「コロナ禍のストレスによって、みなさん自律神経の乱れからホルモンバランスを崩していて、比較的若い方でも更年期と同じような症状になっているようです。患者さんを診ていて、以前までは40代半ばからが多かった更年期症状ですが、最近ではそれ以下の年代でも更年期に似た症状が増えています」