2021年11月15日 15:50
腸を整えメンタルも整える「医師がすすめる食べ合わせ10」
「『病いは気から』というように、体の不調を改善するためにも、心の不調を整えることは大切です。心が落ち込んでいるときは、脳だけでなく、腸の働きも低下しています。腸は“第二の脳”と言われるほど脳の働きに影響します。食事は手っ取り早く心を整えることができる有効な手段です」
こう話すのは、福岡県みやま市、工藤内科副院長の工藤孝文先生。
そこで工藤先生がおすすめするのが「うつ抜け」ごはんだ。腸や脳の状態を整える働きをする食材を組み合わせることで、効率よく栄養素をとりこめるのだという。
「主な栄養素は、食物繊維、オメガ3脂肪酸、葉酸などのビタミンB群、C、D、Eのビタミン、そしてカリウムやマグネシウムといったミネラルです。ほかにも“幸せホルモン”の材料となるトリプトファン、GABAなどがあります」
食物繊維は善玉菌の増殖を促して脳の経路と神経伝達を活発にし、不安を和らげるのに役立つ。
オメガ3脂肪酸は、気分障害を改善し、ミネラルは不安やイライラを改善する。そして、ビタミンはセロトニンの生成を助けたり、ミネラルの働きを高める。
工藤先生おすすめの食べ合わせは次のとおり。
【ヨーグルト+バナナ】
バナナには“幸せホルモン”のセロトニンをつくる成分、必須アミノ酸のトリプトファン、ビタミンB6、カリウムが豊富。