医師が実践する脳の健康法「低脂肪ヨーグルト+オリゴ糖」
「物忘れと認知症の違いについて、ご存じでしょうか。物忘れがひどくなったと認識している人は認知症ではありません。認知症の人は物忘れしていること自体を忘れてしまう人を指します」
こう話すのは、南越谷健身会クリニック院長の周東寛先生。
「たとえば昼ごはんを食べて少ししかたっていないのに『昼ごはんは?』と聞かれて、『えっ、食べてないよ』と食べたこと自体を忘れていたら、認知症を疑ってみてください」
そんな周東先生が常食しているのが、低脂肪ヨーグルトにオリゴ糖をかけたもの。
「腸は“第二の脳”ともいわれるように、脳の次に神経細胞が多い器官です。強いストレスがかかるとおなかが痛くなることがあるように、脳と腸は深く関わっています。ですから、脳の健康には腸内環境を整えることが大事だと私は考えています」
ヨーグルトには腸内環境をよくする乳酸菌やビフィズス菌が豊富で、オリゴ糖は、腸内の善玉菌のエサとなってくれる。
「またヨーグルトに豊富なカルシウムが不足すると、高血圧、糖尿病、アルツハイマー型認知症などを引き起こすとされていますので、カルシウム補給のためにも毎日食べるようにしています」
周東先生といえば、ユニークな体操の発案者としても有名だ。