食欲を低下させる研究も…「食前レモン水うがい」のすすめ
長引く巣ごもり生活の影響で、すっかりメタボ体形になってしまい、「何をやっても全然やせない!」と、嘆く人が続出している。
「激しい運動やキツい食事制限をしなくても、無理なくダイエットできる方法があります」
そう語るのは、『「デブ味覚」リセットで10日で-3kg!レモン水うがいダイエット』(あさ出版)の著者で歯科医師の宮本日出先生。1日3回、食事をする5分前に“レモン水”でうがいをするだけで、健康的にスリムになれるという。
「コロナの自粛中に太ってしまったというある患者さんから『口腔のしくみを利用したダイエットの方法はないか?』と相談されたのがきっかけで、この方法を考案しました。舌には味蕾細胞という味覚センサーがあり、苦味や酸味、塩味、甘味といった食べ物の味を感じ、脳に伝える機能があります。いくつかの論文では、レモンに含まれる酸味の成分が味覚センサーでキャッチされると、苦味に敏感になり、食欲を低下させる可能性があると指摘していました。そこで、昨年の冬に、メタボ気味の私自身が、レモン水うがいにチャレンジしてみたのです」(宮本先生・以下同)
ビールとともに、ラーメンとギョーザ、あるいは焼きそばや麻婆豆腐などこってり系の食事を取ることが多かったという宮本先生は、レモン水うがいを始めてから、食欲が抑制されるのを感じて、味覚も変わり、薄味のものをちょっと食べるだけで満足できるようになったという。