2022年5月12日 11:00
中高年はCT必須! 早期発見できる人間ドッグのオプション検査
適切な検査で病気を早期発見!
長引くコロナ禍で健康診断、人間ドックなどの受診を控えて、病気の進行を招いてしまったというケースが後を絶たない。
「2人に1人ががんにかかると言われているのに、忙しいからとがん検診を後回しにすることは、リスクを無視しているのと同じことです。早期発見して適切な治療を受けること。でも、私は一般的ながん検診や人間ドックは患者さんにおすすめしていません。精度の高い部位別のオプション検査を受けるほうが早期発見できます」
そう語るのは、糖尿病の専門医として年間3千人以上の患者を診ているAGE牧田クリニックの牧田善二院長。特に、糖尿病の患者はがんの罹患率が高まるため、早期発見できる精度の高いがん検診をすすめているという。
「血液検査、尿検査、血圧測定という基本項目は、健康診断で受けておきましょう。それにプラスして、脳はMRI(磁気共鳴画像)、首から下腹部まではCT(コンピュータ断層撮影)検査で体内を輪切りにして見る、胃と腸は内視鏡カメラで粘膜を直接見る、この3つで全身をチェックできます。
CT検査による放射線の被ばく量は少ない量ですが、どうしても心配という方には、MRI検査に変えるプランもあります。