2022年5月25日 11:00
研ナオコさんの人工関節体験記「寝たきりからハイヒールで歩けるように」
人工関節手術を受けた研ナオコさん
「体に人工物を入れるのは怖い」と抵抗を感じる人も少なくない、人工関節。しかし、痛みが取れて自由に歩けるようになるため、「人工関節にしてよかった」と喜ぶ人がとても多い手術でもあるという。
歌手でタレントの研ナオコさん(68)も、手術を受けた一人。’17年、舞台の公演中に転倒し、右ふとももの付け根を骨折したのが原因だ。
「救急車で運ばれ、『右大腿骨頸部骨折』と診断されました。直近の仕事はキャンセルしなくてはなりませんでした。けれど、決まっているコンサートなどもあったため、最短で治療ができる、人工関節手術を受けることを決意したんです」(研さん・以下同)
そこから手術までは、寝たきりの状況だったという。
「痛み止めの薬で抑えていましたがちょっとした振動でも痛み、手術までは痛みと闘う日々でした」
事故から1週間後になって、人工関節手術の一種である「人工骨頭置換術」を受けることができた研さん。
手術自体は、2時間かからずに終わったそう。
「術後は、それまでのひどい痛みがなくなって、すごく気持ちが楽になり、担当の先生に感謝したことを覚えています」
リハビリは術後3~4日目からスタートした。