手を握って血圧を下げよう! 1日2分でOK「リズムニギニギ」
簡単に血圧コントロールを!
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「一酸化窒素は、私たちの血管内でも作られていて、重要な役割を果たしているんです」
こう話すのは、糖尿病内科・漢方医の工藤孝文先生だ。
一酸化窒素と聞くと車の排気ガスなどに含まれ、大気汚染をしている悪い物質というイメージがあるが、人体の中ではどのような働きをするのだろうか。
「一酸化窒素は、血管にある平滑筋を弛緩させて軟らかい状態に保ち、血管を広げるので、血の流れをよくする作用があります。そのため、血流がよくなり、血圧を下げることになります」(工藤先生・以下同)
これらに加えて一酸化窒素には、人体に有用な作用があるという。
「一酸化窒素には、血液の塊である血栓を防いだり、血管を老化させている活性酸素を除去したりする作用もあるんです」
一酸化窒素はどのようにして体内で発生するのだろうか。
「一酸化窒素は、血管の内皮細胞が刺激されると発生します。それは運動などで血流を速くし、血管の内皮細胞に刺激を与えることでも生成され、血液中に放出されます。