手を握って血圧を下げよう! 1日2分でOK「リズムニギニギ」
「リズムニギニギは、名前のとおりリズミカルに手を握って開くという運動です。手の位置は、心臓よりも低くし、片手を1秒に1回のペースでぐっと握って開き、60秒間繰り返します。反対の手も同じように繰り返したら1セット、1日最低でも1~2セット行いましょう」
■リズミカルな動きはセロトニンを増やしストレスにも効果が
なぜこの運動が、一酸化窒素を増産し、血流アップ・血圧低下につながるのだろうか。
「手を握ることで腕の血管が一時的に収縮され狭くなります。そして、手を開くと血管が開放されるので、血液がドッと流れて、血管の内皮細胞が刺激され、一酸化窒素の産生量が増えるんです」
力の入れ具合は、強すぎないことがポイントだとか。
「ほどよい加減で行ってください。強く握りすぎてしまうと、かえって血圧が上がってしまうこともあるので注意しましょう」
リズムニギニギは、血圧を測るタイミングに行うといいとか。起床時と寝る前に行うと忘れずにできるのでおすすめだそう。
この運動に加えて高血圧の方に向けた生活のアドバイスももらった。
「一般的によく言われている減塩・水分摂取は意識して行ってほしいです。私は患者さんによく、90分に1回アラーム音を鳴らしてお茶や水を200ミリリットルずつ飲むように伝えています。