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1000円札を見つめて老眼改善! 眼科医が教える毎日トレ

女性自身
1000円札を見つめて老眼改善! 眼科医が教える毎日トレ

用意するものは1000円だけ



「加齢による老眼、近視や疲れ目でモノが見えづらいという悩みを持つ人は多いでしょう。そこで、オススメなのは、1000円札を使ったセルフトレーニングです。必要なのは1000円札1枚のみ。副作用はなく、簡単な視力改善法です。誰もが今すぐにでもできる1000円札トレーニングについてお教えしましょう」

そう力説するのは、眼科医の平松類先生。平松先生は長年、世界中の多くの論文を読み込み、科学的に効果が証明された視力改善法を探し求めてきた。

そこで見つけたのが「ガボール・アイ」だ。ガボールパッチという白黒のぼやけたしま模様を見るだけで視力が改善するという。
平松先生は約3年前に「ガボール・アイ」を初めて日本に紹介しているのだ。

「ガボールパッチはガボール変換という数学的な処理をされた特殊なしま模様です。ノーベル物理学賞を受賞したデニス・ガボール博士が開発したため“ガボール”パッチと呼ばれています。このガボールパッチを1日1回、3~10分見続けると、脳の視覚野が刺激されます。すると、視力が改善されていくのだと、科学的に証明されているのです」(平松先生・以下同)

そもそも、視力改善には目の機能だけではなく、脳の機能も重要だ。目を構成する毛様体筋、水晶体、網膜などの各部位に問題がなければ、モノがよく見えるわけではない。目で拾った情報は脳の視覚野に伝えられる。そこで正しく画像処理をされて初めて、モノが正常に見えるのだ。
目だけでモノを見ているのではなく、眼球と脳の両方が連動しているからこそ、モノが見えているのだ。

「『ガボール・アイ』は目の機能そのものではなく、脳の処理能力を向上させるアプローチです。脳をカメラにたとえると、脳には手ブレ補正のような機能が備わっています。ぼやけた画像を見ることで、脳が鮮明な画像に補正してくれるのです。老眼や近視が治るわけではなく、見えやすくするというわけです」

実践した人の約7割が改善、老眼・近視ともに視力向上などの効果が見られたという臨床データも報告されている。ただし、近視の場合、0.1以下の視力の人は効果は限定的になる。

しかし、誰もが「ガボール・アイ」を手元に持っているわけではない。そこで、ガボールパッチの代わりに、身近にある1000円札を使った視力改善法がオススメなのだ。


「1000円札の中央楕円の『透かし』も、ガボールパッチと同じく、輪郭がぼやけています。この見えづらさを利用することで、『ガボール・アイ』同様の効果が期待できるのです。もちろん、5000円札や1万円札など日本のお札ならどれを利用しても構いません。コンタクトやめがねを着用したままでもOKです」

それでは、具体的なやり方をレクチャーしよう。

■老眼改善1000円札トレーニング

【用意するもの】

1000円札1枚※5000円札、10000円札でも可

【やり方】

〈1〉明るい場所で1000円札を両手で持ち、目の高さまで掲げる。
〈2〉目から20~30センチ離して、1000円札の中央楕円の透かしを見つめる。
〈3〉目線をそらさずに1000円札を両手で徐々に下げていき、透かしが見えるか見えないかギリギリのところまで下げる。
〈4〉その状態をキープして、透かしを10秒間見つめる。

〈5〉両手を元の位置(目の高さ)まで戻し、透かしを確認する。
〈6〉〈1〉~〈5〉を10回ほど、1日1回行うめがねやコンタクトレンズを着用したままでもOK。

「見えづらい『透かし』を10秒間見つめたら、両手を元の位置に戻して、自分が見つめていた『透かし』の形が正しかったかどうかを確認します。この一連の動作を10回ほど繰り返しましょう」

行う時間帯はいつでもいいが、脳と目を長時間使った後の夜に行うのがオススメだとか。効果を実感するためには、最初は2~3週間、毎日続けると◎。

「副作用のない簡単なトレーニングなので、1日に何度行っても構いませんが、無理のない範囲で毎日続けることが大切です。『ガボール・アイ』同様、年齢を問わず、約7割の人で老眼・近視の見えづらさの改善が期待できますよ」

すぐに財布から1000円札を取り出し、早速トライしよう!

【PROFILE】

平松類

二本松眼科病院副院長。『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる!ガボール・アイ』(SBクリエイティブ)など著書多数

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