夏のむくみ対策は食事から…アボカド、しょうがで水出し&代謝促進を
夏場はむくみが生じる要因がいくつも…(写真:アフロ)
「暑くて湿気の多い季節になると、ジュースやアイスなど冷たいものを多く取ったり、エアコンの効いた涼しい部屋で長時間過ごすなどして、体を冷やしがちです。これらは“夏のむくみ”を招き、そこからだるさや疲れが取れないなどの原因になってしまうので、注意が必要です」
こう話すのは、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生だ。夏場になると手足などに現れるむくみ。そのメカニズムを石原先生は次のように解説する。
「体内の毛細血管から細胞にしみ出た水分は、通常は代謝によって細胞の中に戻るものなのですが、代謝が落ちていると、体内の“水はけ”も悪くなってしまいます。これがむくみにつながるのです」(石原先生・以下同)
夏は水分摂取量の増加にともなって細胞からしみ出る水分の量も増える。このため、夏場はどうしてもむくみが生じやすいという。
水分だけでなく、塩分もむくみに関係しているそうだ。
「適度な塩分は体に不可欠ですが、取りすぎるとナトリウムが水分をため込もうとしてしまうため、むくみを悪化させます」
■夏のむくみ対策には夏野菜の栄養素を活用
このほか冷えや運動不足など、夏場はむくみが出る要因がいくつも……。