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ヤクルト1000が買えなくても…腸に効く「発酵ごぼう」のすすめ

女性自身
ヤクルト1000が買えなくても…腸に効く「発酵ごぼう」のすすめ


世間をにぎわすヤクルト1000狂騒曲。私もその効果を試したいけど、手に入らないというあなたにおすすめの食材が……。しかも、食物繊維と低糖質という点では勝ってるかもーー。

「あれ飲んでから、すごい眠りがよくなった。もうびっくり」

マツコ・デラックスがテレビでこう発言したことをきっかけに大ブームとなっているヤクルト1000。今や店頭に並べば、すぐに完売する人気ぶりだ。“ヤクルト史上最高密度”の乳酸菌が含まれるのが特徴で、腸内環境を改善させ、ストレス緩和や睡眠の質向上に効果があるという。

「あべ胃腸病内視鏡クリニック」(大分県)の胃腸内科医の相馬渉先生はヒットの要因をこう語る。


「私たちは仕事や家事に追われるストレス社会を生きています。起床時や日中の眠気、疲労を感じる人、腸活したい多くの人が、求めているのでしょう。乳酸菌による腸活は便通だけではなく生活習慣病、がんの予防・改善、アレルギーの改善と健康全般に効果がありますから」

あまりの人気ぶりで、入手困難になっているヤクルト1000。それでも、乳酸菌で腸活、私もしたい!というあなたのために、探してみたところ……。

「発酵ごぼうがあります。植物性乳酸菌と食物繊維が豊富で、腸内を整えてくれます。しかも簡単に手作りできるんです」

そう教えてくれたのは、さまざまな“発酵レシピ”をインスタグラム(@yuka_komehana)などで発信している発酵料理研究家の細野佑香さんだ。

■毎日飲むので低糖質がいい

細野さんも、体調不良や過食症に苦しんでいたが、“乳酸菌の食”で腸内環境を整えて、健康と気持ちの安定を取り戻した経験者だ。


「乳酸菌は、自然のあらゆるところに存在していて、ごぼうをはじめ野菜の皮についています。発酵させたごぼうには、特に乳酸菌と食物繊維が豊富。摂取することで乳酸菌が生きたまま腸へと届き、さらに食物繊維が乳酸菌を含む善玉菌のエサとなってくれるのです」(細野さん)

前出の相馬先生も、発酵ごぼうの効果に太鼓判を押す!

「発酵ごぼうに含まれる『水溶性食物繊維』を取ることで、腸内で菌は活性化します。腸活において『乳酸菌』と『食物繊維』はどちらも大切。発酵ごぼうは同時に摂取できるのでよいですね。また腸活は継続が必要です。発酵ごぼうは毎日食べても糖質が過剰にならず、安心して摂取できる点もいいですね」

作り方は簡単。ごぼうを塩水に浸すだけ(後述)。


「夏なら3日、冬は5日発酵させるだけでできあがりです。生で食べられますし、火も通りやすく、調理も早いです」(細野さん)

酸味と歯ごたえがある発酵ごぼうを、さらにおいしく食べるレシピも教えてもらった。 「発酵ごぼうの汁も“整腸薬”として食事の前後に飲みましょう。おちょこ1杯分ずつ飲むことで、腸内環境をきれいにしてくれます」(細野さん)

ヤクルト1000が手に入らなくても、発酵ごぼうで乳酸菌を増やして元気に過ごそう!

■「発酵ごぼう」の作り方

<必要なもの>

ごぼう…瓶に入る本数
瓶…500ml以上の大きさ
3%の食塩水…500mlの瓶なら300mlの食塩水(300 mlの水に塩9gを入れて混ぜる)

<作り方>

【1】瓶を煮沸消毒するか、アルコールで殺菌する
【2】ごぼうを洗う。ごぼうの皮はむかずに、土をきれいに洗い流す。あまり強くこすりすぎると皮がむけてしまうので、優しく行う
【3】瓶に入る長さにごぼうをカットし、瓶に詰める
【4】ごぼうの長さよりも3cmほどかぶるように3%の食塩水を注ぐ。ごぼうが塩水で浮いても構わない
【5】フタをして夏は3日、冬は5日間を目安に常温で乳酸発酵させる。雑菌の混入を防ぐため、フタを開けないようにする
【6】常温保存期間が終わったら冷蔵保存に切り替える。
その際、フタを開けてガス抜きして、ふたたび閉める。冷蔵で半年ほどもつ。食感が悪くなるので、冷凍には向かない

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