2022年9月15日 06:00
韓国から輸入したダイエット薬が“覚せい剤”に-危ないサプリ&健康食品
に、クロトリマゾールなどが含まれていると、昨年9月、東京都と厚生労働省が発表した。
「これは抗真菌剤。水虫治療に使用されますが、肝機能障害を起こすため、定期的な血液検査が必要になるような薬です」(五藤さん)
■用法用量を守らなければハーブや漢方も危険
CBDは、大麻薬に含まれる化学物質で、オイルやクリームなど広く利用されているが……。
「なかには日本を含め多くの国で規制されているTHC(テトラヒドロカンナビノール)という成分が含まれた商品も出回っているようです」(吉澤さん)
同じく美容関係で人気のユークロマクリーム。
「成分であるハイドロキノンが、美肌効果をもたらす効果があるといわれています」(五藤さん)
ところが、インド製の製品で、大きな水疱を伴うアレルギー反応が起きたという健康被害も。
「製造過程で混入した添加物が原因と思われます。海外製品、信頼できない製造元には粗悪品があることを念頭におくべき」(五藤さん)
また、安全だと思われがちな、ハーブや漢方などを使った製品でも健康リスクはある。さまざまな漢方薬に使われている甘草にも注意が必要だ。
「甘草に含まれるグリチルリチンはナトリウム(塩分)