塩みかんで認知症予防 1日小さじ2杯の新健康習慣で病気知らずに
塩みかんで健康に
「みかんの皮やすじなどには多くの体によい栄養が詰まっています。塩みかんは果実を丸ごと使って作るので、みかんのいいところをすべて摂取できる調味料なんです」
こう話すのは栄養士で食のアドバイザーでもある成田和子さんだ。
そもそもみかんの皮はその薬効の高さから漢方では“陳皮”として重宝されている。鮮やかなあのオレンジ色は豊富に含まれるポリフェノールによるもの。抗酸化作用が高く、体の老化を防ぎ、美容面だけでなく動脈硬化や高血圧など、生活習慣病全般の予防や改善に有効なフルーツだ。
「みかんに含まれる栄養成分・ヘスペリジン(ストレス軽減、血流改善)、β-クリプトキサンチン(インスリン抵抗性、肝機能障害、動脈硬化などに効果的)、ナリンギン(かんきつ類の苦みのもとで高血圧に効果的)は注目の成分です。これらは、皮やすじ、袋に多く、特にスーパーによく並ぶ温州みかんには豊富に含まれています」(成田さん・以下同)
また、認知症予防にもとても効果があるという。
「みかんの皮には認知症予防に大切な成分の1つであるフラボノイドの一種『ノビレチン』が含まれています。
ノビレチンは、認知機能の低下を抑える働きがあります。