寒い時季に出がちな体のトラブル、原因は栄養素不足? 冬の不調時の「おくすり代わり」食材
気になる症状がある人は、その栄養素が不足しているという体のサインだそう。
「私たちは毎日食べたものでできあがった、いわゆる“作品”です。よい作品を作るには、まずは“よい食べ物”が必要です」
こう話すのは栄養学博士の白鳥早奈英さんだ。
体にとって必要な栄養素は食材からとることができるが、栄養素が足りていないと、不足のサインが体に“症状”として出るという。
「特に50歳を過ぎたら、そのサインはテキメンです。風邪をひきやすくなったり、胃腸の働きが弱くなったり、肌のハリやツヤが落ちて血色が悪くなったり、シワが目立つようになったり……。若いころは無理がきいたり、お化粧でごまかせても、50歳を過ぎると、そうはいきません」(白鳥さん・以下同)
若いころはできていた寝だめや食いだめも、年齢とともにできなくなっている。
さらに、この年代から免疫力が低下し始めるため、風邪をひきやすくなったり、冷えやすくなったり、倦怠感が抜けにくいなど、体調を崩しやすく、若いころに比べて回復も遅い。
そうした“症状”をいち早く察知し、食事で補おうというのが今回の提案だ。
この時季に起こりがちな「風邪系」「消化器系」