感染の原因に鼻粘膜の冷え…冬の病気防ぐ「レンチン温かマスク」
入浴は鼻機能だけでなく眠りの質を高めます。就寝60~90分前に40度程度で15分くらい、肩までしっかり湯船につかり、全身を温めておくことも大切なポイントです。寝室にリラックス効果のあるアロマオイルをティッシュなどに少量つけて近くに置いたり、アロマディフューザーを使用したりすることも有効でしょう」
加齢によって鼻粘膜は機能低下することも。鼻の乾燥を防ぐドライノーズスプレーを使ったり、「鼻うがい」でウイルスや細菌などがたまった鼻水を洗い流したりして、日々、鼻粘膜の補強を心がけておくことが肝要だ。
さらに体の中からも、鼻のバリア機能を強化するすべを知っておくことも忘れてはならない。「豚レバーやカキなど肉類や魚介類に多く含まれる亜鉛は、粘膜の状態を良好に保つ働きがあります。またウナギやシジミなどの魚介類や卵、アーモンドなどに多く含まれているビタミンB2、赤身の魚、豚のヒレ肉、ささみ、バナナ、さつまいも、玄米などに多く含まれているビタミンB6は、粘膜細胞の再生に役立ちます。また納豆や山いも、めかぶなどのねばねば成分には粘膜を守ってくれる働きがあります。
これらの食材も積極的に取るようにしましょう」