飛散ピークを前に知っておきたい「花粉症薬と相性のよくない薬&食材」
今年も本格的に花粉が舞う季節が到来。環境省によれば、今年のスギ花粉の飛散量は全国各地で“過去10年で最大レベル”とされている。ピークを前に、花粉症に悩まされる人にとっては戦々恐々の日々が続くことになりそうだ。ドラッグストアなどで買える市販薬に頼る人も多いが、どんな薬を服用するに当たっても頭に入れておきたいのが、その効果と副作用に関すること。
「花粉症薬は、アレルギー性疾患治療薬ともいわれます。花粉症は、花粉が鼻やのどなどの粘膜に付着することによって体内でヒスタミンが放出されて、くしゃみ、鼻水、目や皮膚のかゆみ、頭痛などのアレルギー反応が生じるもの。これらの症状を抑えるのに使われるのが抗ヒスタミン薬です。第一世代、第二世代と大きく分けて2種類があります」
こう話すのは、銀座よしえクリニックの井上肇先生(聖マリアンナ医科大学客員教授)だ。
「昔から使われている第一世代抗ヒスタミン薬には、ジフェンヒドラミン塩酸塩やクロルフェニラミンマレイン酸塩などがあります。安全性が高く、アレルギー反応に高い効果を発揮するので重宝されているのですが、いっぽうで中枢神経に働きかけるため睡眠鎮静作用が強く、眠気を誘発したり、抗コリン作用による口の渇きや胸やけ、便秘・下痢・排尿障害などの副作用を伴う点がネックでした。これらの副作用が改善されたのが、第二世代の抗ヒスタミン薬です」(井上先生)
第二世代抗ヒスタミン薬にはエピナスチン塩酸塩やフェキソフェナジン塩酸塩などがあり、眠気などの副作用が少なく、効果が持続するのが特徴だ。ただし、第二世代薬は花粉が飛び始める1~2週間前から服用していないと効き目が十分に表れないというデメリットも。
また、花粉症薬そのものだけでなく、同時に口にする薬や食材との飲み合わせにも注意が必要だ。
“薬を使わない”がモットーの薬剤師、宇多川久美子さんは次のように話す。
「睡眠導入剤や抗不安薬など、副交感神経を優位にして眠気を誘発する作用のある薬と花粉症の薬を同時に服用すると、薬が効きすぎて副作用が強く出てしまうことがあります。
市販の睡眠改善薬は抗ヒスタミン剤の副作用である眠気を利用したものですが、花粉症の薬と睡眠薬の成分が同じと知らずに併用する人も少なくないのではないでしょうか」
アレルギー薬だけでなくかぜ薬(総合感冒薬)にも抗ヒスタミン薬と同じ成分が含まれているものがあり、重ねて服用すると眠気のほか、口の渇きや下痢などの副作用が強く出ることがある。
薬のほかに、花粉症薬と相性のよくない食材もある。
「アレルギー症状が出ているときは、体がさまざまな物質に過敏になっている状態。そのため刺激の強い食べ物は控えたほうがいいでしょう特に、発汗やくしゃみを誘発する唐辛子、こしょうなどの香辛料、グレープフルーツのような酸味の強い果物はアレルギー症状を増長させる傾向があります」(井上先生)
薬を服用しているときはアルコール摂取がNGなのは言わずもがな。悪酔いを招くだけでなく、意識障害を引き起こすリスクもあるので、絶対に避けること。花粉症の症状がつらいところに、副作用から思わぬ不調をきたすことは避けたいところ。薬を適切に使って、飛散のピークをなんとか乗り切りたい。
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